VRChatのキャッシュ保存先を変更する

VRChatをプレイしているとマップやアバターのデータがキャッシュとして蓄積されていきます。

 C:\Users\[Username]\AppData\LocalLow\VRChat フォルダにVRChatのキャッシュが蓄積されています。

よくある質問 - VRchat 日本wiki

 

このため、Cドライブに容量の少ないSSDを割り当てているといつの間にか残り容量がなくなり、VRChatのマップロードに失敗したり、PCの挙動がおかしくなる場合があります。

 

また、このキャッシュの保存先はどうやら変更できないようです。
*1

 

というわけで、今回はこのキャッシュ保存先を
シンボリックリンクを使い、別の場所に変更します。

 

前提条件

  • Windows 10(10以外でも可能ですが手順が異なる可能性があります)
  • SSDもしくはHDDを2台以上接続している

 

手順

1. 現在キャッシュが保存されている以下の2つのフォルダを削除します。
  1. C:\Users\[Username]\AppData\LocalLow\VRChat\HTTPCache
  2. C:\Users\[Username]\AppData\LocalLow\VRChat\VRCHTTPCache

*2

 

2. キャッシュの実体を保存するフォルダを決定します。

今回は、以下の二か所に保存することにします。

  1. D:\VRChat\HTTPCache
  2. D:\VRChat\VRCHTTPCache 

 

3. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、シンボリックリンクを作成します。

管理者権限で起動したコマンドプロンプトに以下を張り付けてエンターキーを押下します。 

mklink /D C:\Users\[Username]\AppData\LocalLow\VRChat\vrchat\HTTPCache D:\VRChat\HTTPCache
mklink /D C:\Users\[Username]\AppData\LocalLow\VRChat\vrchat\VRCHTTPCache D:\VRChat\VRCHTTPCache

 

 成功すると以下のメッセージが表示されます。(me4me4はユーザネームですので環境に応じて変更してください)

 

f:id:becky3:20180817154755p:plain

 

また、VRChatのキャッシュフォルダを見るとこのようにシンボリックリンクのフォルダとなっています。

 

f:id:becky3:20180817155503p:plain

4. キャッシュの実体を保存するフォルダを作成します。

 手順2で決定したフォルダを作ります。普通に「新規フォルダの作成」で作りましょう。

f:id:becky3:20180817155301p:plain

 

作業は完了です! 

これでVRChatのキャッシュ保存先を変更することができました。

これからはSSDの容量を気にすることなくプレイできますね!

 

*1:もし、できるようでしたら教えていただけると嬉しいです

*2:これを削除することにより、次回ログイン時に再度キャッシュのダウンロードが発生します。